徐照 Xu Zhao (南宋)
柳葉詞
嫩葉吹風不自持
浅黄微緑映清池
玉人未識分離恨
折向堂前学画眉
〔詩形〕七言絶句 〔韻字〕持、池、眉(上平声・支韻)
○嫩葉 柔らかくみずみずしい葉。
○不自持 自分で自分を支えられない。ヤナギの葉が風に吹かれて、たよりなく揺れ動いていることを表す。
○浅黄、微緑 あさい黄色、かすかな緑。風に吹かれて揺れ動く柳の葉の、表と裏の微妙な色合いの違いを表現したもの。
○映清池 澄んだ池の水に影を落としている。
○玉人 玉のように美しい人。美人の形容。
○未識 まだ知らない。経験していない。
○分離恨 愛する人との別れの恨み。
○向 「於」に同じ。~で。平仄の関係で文字を置き換えたもの。
《柳の葉のうたの歌詞》
柔らかくみずみずしいヤナギの葉が風に吹かれ、自分で自分の重みを支えられないかのように揺れている。
ヤナギの葉のうすい黄色とかすかな緑色が、澄んだ池の水に映っている。
玉のような美しい人は、まだつらい別れの恨みを知っているわけでもないのに、
屋敷の前でヤナギの枝を手折り、それをお手本にして眉を描いている。
「